ちまたでは「2000文字は最低必要だ」とか「いや、4000文字は必要」等の議論が絶えません。では、なぜそれほどの文字数が必要だと騒がれているのでしょうか。本記事では、ここの本質部分を考えてみたいと思います。さっそく見ていきましょう!
文字数についての考察
私は、とりあえず最低文字数は存在すると仮定しみることにしました。
次に、ではなぜ最低文字数が存在すると言えるのかについて、仮定を3つ建ててみました。では、順にその仮定を見ていきましょう。
仮定1:文字数そのものに対して、Googleは評価を与えているから
まずは、一つ目の仮定です。文字数’そのもの’が評価対象であるという仮定。なるほど。この仮定が正しいとするならば、文字数は確かに大事です。1万文字とか書いたら、他の要因があったとしても10位以内くらいは取れそうですもんね。
しかし、この仮定は明らかに誤りでしょう。
ここで、Googleが掲げる10の事実を見てみます。すると、その一番目には
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
とあります。「ユーザーを第一に考えろ!」ってことですね。
もしも、文字数そのものを評価しているのであれば、ユーザー無視の冗長性ありまくり文を量産すればいいですよね。こんなことになるルールをGoogleが決めるわけがありません。
よって、文字数そのものに対してい評価しているは誤りでしょう。
仮定2:文字数が上がれば、情報量が増えるから
文字数そのものではないとすれば、文字数に起因する「なにか」の要因があるために、文字数議論が生じたと考えられます。そこで、文字数に起因する「なにか」を、次に考えてみましょう。筆者が思いつくのは以下の2点です。
- 情報量
- キーワード数
まず、情報量から考えると、仮定2「文字数が上がれば、情報量が増えるから」が立てられます。確かに情報量が多ければ、ユーザーは嬉しいですね。
例えば、筆者は新しいノートPCが欲しいです。値段, サイズ, 重量, 容量…などなど知りたい情報はたくさんあり、これらは網羅しておいて欲しいですね。その製品のことだけでなく、他の製品との比較もあればもっと嬉しいです。
しかし、製造過程等になってきたらどうでしょう。少し微妙ですね。さらに、「この製品の工場で働いているおっちゃんの名前」等になってくると、全く興味がありませんよね笑
もうお分かり頂けたと思いますが、情報量も適切な分量があり、「〇文字以上は最低必要」などないはずです。読者が必要としている情報だけを厳選して書く必要があります。
証拠に、プログラミングのエラー文なんかは、大体数行でも1位にいます。試しに、以下のキーワードでググってみてください。
“warning: useless keyword or type name in empty declaration”
よって、「情報量が増えればいい」わけでもないですね。
仮定3:文字数が上がれば、キーワード数が増えるから
次に、文字数に比例して増えるキーワード数で考えてみます。なるほど。確かにノートPCの工場名とかを書いても、キーワード数は増えますね。その工場名を検索した人の検索結果などに引っ掛かるかもしれない。工場名がすごいマイナーなやつなら、きっと10位以内くらいには入るんじゃないでしょうか。
おー、確かに文字数はあるほどいいんだ!文字数は最低4000文字だ!
ちょっとまってください。では、そのマイナーな工場のことが知りたくて検索した人がいたとしましょう。そして、なんと1位に表示されたと仮定します。しかし、その検索トップには「【最新】ノートPCの選び方【目的別】」的なことが書いてあります。
あなたなら、クリックしますか?しませんよね。「あー、求めてる情報はないな」こう思って諦めるか、別のキーワードで再検索するはずです。つまり、アクセスには繋がりません。万が一つながったとしても、即離脱でGoogleさんからの評価が上がることはないでしょう。
つまり、「キーワード数は増えるほどいい」とも考えられません。関連するキーワードを重点的に自然な分量だけ入れるべきでしょう。それ以外は無意味で、ユーザーの満足度を下げるだけです。
よって、私は最低文字数は存在せず、「テーマによって必要な文字数が存在するのみ」と考えます。
ちなみに、私と同意見の人を探してみると、まなぶさんも違う過程で同じような結論を出しておられました。
SEOで最適な文字数なんて存在しない話【テキストの積み上げは不毛】
しかし、”文字数 SEO” の検索結果には私と反対意見のサイトの方が多く、検索トップの反対意見が以下のページでした。
文章をしっかり書けば検索順位が上がる! SEOと文字数の関係とは?
だから、最低文字数肯定派の方が多いのでしょうね。肯定派の意見も読んでみて、最後は自分で考えるしかありません。絶対的な正解はだれにもわからないのです。
まとめ
ネットの情報は所詮ネットの情報です。自分の頭でしっかり考え抜くことが大事なのでしょう。
おすすめは、下記2冊でSEOの本質をまずはしっかり学ぶことです。本質を押さえた後は、アマタある情報も本質を元に自身の頭でしっかり考え、正しそうか判断することが可能になります。仮に間違っていたとしても、なぜ違うのか仮説をたてることが可能になるでしょう。
ちなみに、沈黙のWebシリーズはネットでも公開されています。
書籍のメリット
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では、ユーザーファーストを忘れずにブログ頑張りましょう~!
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