【入門】実行可能状態とは【イラスト解説】

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はじめに(おすすめの学習手順)

実行可能状態というのは、タスクの状態遷移における3状態のうちの1つのことです。そのため、タスクの状態遷移全体を体系的に学ぶ方がすっきり理解することができます。

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こちらの記事で一から体系的に解説しています。5~10分程度で学ぶことが可能ですので、先にこちらの記事を読むのが非常にお勧めです。

 

ここから先は、「実行可能状態だけを重点的に知りたいんだ」という人向けに解説します。

 

実行可能状態とは

実行可能状態というのは、「CPUさえ割り当ててもらえれば、いつでも実行可能な状態」のことです。通常、実行可能状態のタスクは複数存在します。
 

実行可能状態

 

こういう状態のことです。

 

実行可能状態になるのは、以下の3パターンが考えられます。

  • タスク生成時
  • 実行状態からのプリエンプション時
  • 待ち状態から入出力処理などが終了したとき

イラストで全体像を表せば下記のようになります。

 

タスクの状態遷移

 

それでは、順に説明していきます。

 

タスク生成時

タスクが生成されると、それは必ず実行可能状態として生成されます。タスクが生成されてすぐは、CPUの割り当てが行われていないためです。

 

実行状態からのプリエンプション時

プリエンプションというのは、簡単に言えば、割り込みのことです。詳しく言えば、より大事なタスクなどが、実行状態中のタスクに割り当てられていたCPUを奪うことです。

奪われた実行状態タスクは、実行可能状態となります。

 

待ち状態から入出力処理などが終了したとき

待ち状態のタスクに関する入出力処理が完了後、そのまま実行状態に遷移するということはありません。一度、実行可能状態として再びCPUが割り当てられるのを待ちます。

 

まとめ

実行可能状態というのは、「CPUさえ割り当ててもらえれば、いつでも実行可能な状態」のことで、実行可能状態のタスクは複数存在する。

実行可能状態への遷移は以下の3パターンが考えられる。

  • タスク生成時
  • 実行状態からのプリエンプション時
  • 待ち状態から入出力処理などが終了したとき

 

お疲れ様でした。
 

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